オブジェクトストレージ

一般的なストレージと何が違いますか?

オブジェクトストレージは、一般的なストレージと何が違うのでしょうか

一般的なストレージシステムは、大量のHDDやSSD等の記憶媒体を収めていますが、記憶媒体以外の障害に対しては、ほぼ無力であり、記憶媒体以外が故障した場合は、データサービスはオフラインになります

言い換えれば、電源やコントローラが単一障害点【Single Point of Failure(SPOF)】で、SPOFが停止するとシステムの全体が停止します。しかも、コントローラが壊れた場合の復旧は、非常に困難なのが実情で、多くの場合、オフラインバックアップデータを戻すこととなります

オブジェクトストレージは、複数のノードでクラスタリングするため、記憶媒体の故障に対して堅牢であると同時に、記憶媒体以外の故障に対しても、非常に堅牢にできています

つまり、万が一、ノードに障害が発生した場合であっても、全く停止することがありません(構成するノードのうち、半分が稼働していればサービスは継続されます)。これは保全活動(壊れたノードを遅滞なく取り替える)を確実に行っておれば、データは、ほぼ永久にオンラインの状態を保てることを表します。これが、分散型・自己管理・自己修復クラスタリングシステムであることの最大のメリットです

ご提供形態

ご提供形態として、on-Premisesに構築してご利用いただく方法と、弊社契約データセンタに構築し、サービスとしてお使い頂く方法をご用意しています。

オブジェクトストレージの事例

オブジェクトストレージを活用することで、データの永続性を保証し、かつ、格納できるデータの容量制限を無くします。

実は重要な非構造化データ


Excel、WordやPDFに代表されるドキュメント類、実は非常に重要なデータです。例えば、管理職の方々が作成されたExcelによる事業経営報告資料や、経営管理部門が作成した株主向けIR情報の元となる原稿もExcelではありませんか

これらのデータを、作業用のPCに格納したままになっていたり、ファイル共有サーバに入れて放置された状態になっていたり、案外、無頓着に扱われているのが実情です

そういったデータの格納先として、オブジェクトストレージを活用されると、データの滅失毀損の心配が無用となります

さらに、全文検索システムを同時に構築することで、業務における資料を探すために費やされる無駄な時間の削減にもつながります

お問い合せ

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